年齢や職業による利用法
10数年前までフィットネスクラブといえば、若い女性たちがスイムキャップをかぶりプールを何往復もする姿。
筋肉自慢の男性たちがフィットネスマシンで鍛える姿などが良く見られた。
健康志向というだけでは到底足を踏み入れることができない場所。
それがフィットネスクラブであった。
しかし今は違う。
この人が運動を?と思えるほどご高齢のご婦人がたが、まるでランチに出かけるようにフィットネスクラブに入っていく。
一昔前までには考えられない光景である。
このことからも分かるように、今やフィットネスクラブは厳しく体を鍛える場ではないということが分かる。
もちろん、体を鍛えたい人たちのためのマシンやプログラムも用意されている。
しかし、健康を維持したいという人のためのプログラムも用意されているのである。
例えば、プールの利用方法で考えてみよう。
プールのコースには、ウォーキング専用のコースが用意されている。
これは、泳ぐのではなく、水の抵抗を生かしながら水中を歩くことによって、無理なく筋力をつけて免疫力をアップさせるという体に優しいプログラムのためのものである。
年齢を重ねることによって体の筋肉は衰えていく。
このことで、体のあちこちに痛みが生じたり思うように動かなくなったりしてしまうのだ。
かといって、いきなりの激しい運動はかえって逆効果であるから、現在の体力や年齢に応じた運動が必要となる。
また、日頃仕事で忙しくて日中は利用できないという人のために、最近では朝早くから深夜までオープンしているフィットネスクラブも増えてきている。
出社前にひと汗かいて。昼の休憩時間を利用して。
仕事帰りのリラックスに、などなど。利用する人の状況に応じて気軽に訪れることのできる空間となっている。
また、早朝深夜や週末だけの利用の場合には月額の会員料金が安く設定されていることもあるので、「同じ金額を払っているのだからたくさん行かなければ」という焦りも無い。
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