今どきのフィットネス
バブルと揶揄された好景気に日本中が沸いた時期。
この頃にフィットネスクラブやスポーツクラブの数は頂点を迎えていた。
乱立されたといってもよいだろう。
しかし、バブル崩壊と共に経営が困難となり閉鎖したフィットネスクラブも多い。
現在ではフィットネスクラブの数は落ち着きを取り戻している。
一方で新規にオープンするフィットネスクラブもあり、現代人のニーズを上手く取り入れてトレンドを意識したフィットネスクラブが多いように思う。
フィットネスクラブの流行といっても、なかなかイメージしにくいところだが、流行を「傾向」と置き換えて考えてみると分かりやすい。
最近のフィットネスクラブの傾向としては、「営業時間の変化」が目立つ。
午前10時オープン・午後10時クローズという営業時間が一般的であったが、午前6時オープン、午前0時クローズなど、営業時間に大きな変化が見られるようになった。
アメリカでは早朝からのトレーニングは常識で、日本人もそれに倣っているのだろうか。
深夜にトレーニングとはストイックな印象を受けるが、一人の時間を大切にしたいという現代人のニーズには合っているといえる。
フィットネスクラブの傾向として、プログラムの変化も取りあげたい。
最近までフィットネスクラブは、「一生懸命鍛えたい人が行くところ」という意識が広がっていたようであるが、今は違う。一般の、普段運動をしたことのないような人。
スポーツ経験のほとんど無い人がフィットネスクラブに入会する時代である。
となると、当然のことながら、鍛えたい人のためのプログラムでは一般人はついていけないし、体を壊してしまう可能性も高い。
フィットネスクラブの側もその点に配慮したのか、「短時間で多彩な簡単な運動」を実現出来る一般向けのプログラムを用意するようになった。
このプログラムを「短・多・単(タン・タ・タン)」というそうで、日本中のフィットネスクラブの常識となっているようである。
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