生活習慣病(2)
生活習慣病について知識を深めたい。
まず「高脂血しょう」。
「高脂」という漢字からも容易に想像ができるが、簡単に説明すると「血液中にコレステロールがたまった」状態のこと。
中性脂肪、内臓脂肪という言葉が流行語のように使われているが、すべてはこの「高脂血しょう」が原因。
メタボリックシンドロームの大きな原因とも言われていて、突然死につながる動脈硬化を引き起こす恐ろしい病気である。
他の病気に比べて症状が表に出にくいため気付かない人が多い。
「糖尿病」は古くから存在する病気である。
血液中に含まれる血糖と呼ばれる糖分の調整ができなくなる病気で、飲酒や食事の偏りなど生活習慣が原因のほとんどを占めている。
糖尿病で一番恐ろしいのは合併症で、脳卒中や神経障害、失明などを引き起こすこともある。
「高血圧」ははっきりとした原因が未だに解明されていない生活習慣病である。
しかし、喫煙や過度の飲酒、塩分の過剰摂取などが危険因子といわれている。
高血圧自体が病気と認識されにくいのだが、血流を調整する圧力が常に高い状態であることを考えると、心臓や血管に障害を与える重大な病気と考える方が正解である。
日頃の運動や食事の調整によって症状を抑えることのできる病気であり、本人や家族の努力で改善が分かりやすい病気でもある。
「ガン」については、突然発症する病気というイメージが強く、生活習慣病であると知らない人も多い。
しかし、健康な細胞が突然がん細胞に変化する原因は不明であっても、危険因子として喫煙や食生活の偏りなどがあるとされているので、こちらも生活習慣病といってよい。
「肥満」は遺伝の関係も指摘されているが、患者のほとんどに生活習慣の乱れがあることから生活習慣病とされている。
摂取カロリーと消費カロリーのバランスが崩れてしまうことに原因があることが多い。
肥満はすべての生活習慣病の危険因子となっていることから、命を危険にさらす病気と自覚するべきである。
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