フィットネスクラブの概要
辞書で「フィットネス(fitness)」という言葉を調べてみると、「適合」「健康であること」という意味であることが分かる。
「適合」については説明するまでもないが、「健康であること」の定義はどこにあるのか。
現在、フィットネスという言葉がどのように使われているかを考えてみると、「健康であること」とは、「活き活きとした明るい健康的な生活を送ることができている状態」のことを指すように思える。
実際に医学の専門書では、フィットネスという言葉が「健康な体の状態」を示す言葉として頻繁に使用されている。
さて、フィットネスクラブについてであるが、フィットネスという言葉の持つ意味を考えれば、フィットネスを実現する場所。
すなわち、「健康で明るい生活を叶えるための場所」と定義づけて良いだろう。
日本には2008年現在、およそ3500のフィットネスクラブが存在することが分かっている。
会員数は400万人以上。
日本国民の30人に一人は、フィットネスクラブの会員であることになる。
日本にフィットネスクラブが上陸したのは1970年代。
その当時はスイミングスクールの延長線上、もしくは企業の福利厚生施設といった認識しかなされておらず、広く浸透していくのはバブル崩壊を過ぎてから。
バブルの崩壊と共に一旦は減少したフィットネスクラブであるが、近年の健康ブームの流れに乗って、今も数を増やしつつある成長産業となっている。
高齢者や女性の利用者が増える傾向にあり、フィットネスクラブの施設もそれに対応した設備を充実させている。
フィットネスクラブの内容としては、マシンエクササイズやヨガ、エアロビクスやスイミングスクール、ジョギングなどが基本となる。
多くのクラブが会員制のシステムで、入会すると専門知識を持ったインストラクターがその人に合ったプログラムを組み立ててくれる。
あくまでも健康維持のための施設ととらえて、無理のないように利用したいものである。
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